ウイルス

猫皮膚ヘルペス感染症・皮膚カリシウイルス感染症
猫ヘルペスウイルスと猫カリシウイルスによって引き起こされる感染症のことで、特に目の周りにできることが多いです。他の猫クラミジア菌、ボルデテラ菌、マイコプラズマなどと一緒に感染することもあります。

遺伝性

家族性皮膚筋炎

遺伝性の皮膚と筋肉の疾患で、マズルやしっぽの脱毛や咀嚼筋の萎縮が起こる遺伝性の病気です。シェットランド・シープドッグやコリーに見られます。

下垂体性小体症

遣伝性の下垂体機能低下症であり、先天的にホルモン不足による成長不良に加えて被毛の異常、甲状腺や副腎皮質および性腺の異常を引きおこす病気です。

毛包形成異常

脱毛や、色素の凝集・毛幹の異常、乏毛症などの全身性の毛の構造異常などがおこる遺伝性の病気です。

黒色被毛形成異常症

黒色の犬または黒白の犬の黒い被毛部分のみにみられる毛包形成異常で、毛質の変形及び脱毛が特徴です。生後4週間位で症状がみられるようになり、ゆっくり進行します。毛は切れ毛様になり、貧毛になっていき、黒い毛が無くなるまで症状は続きます。遺伝性の病気と言われています。

カラーミュータント脱毛症

ブルーやフォーンなどの淡色毛でみられるまれな遺伝性疾患で、一般的に3歳くらいまでに徐々に発症し、虫食い状態と被毛の淡色化が見られ、被毛が薄くなるのに伴い、ふけがでて、ブツブツしてき、毛穴の細菌性の炎症を示し、脱毛します。毛包の発育異常とメラニンの形成障害を特徴とする遺伝性のものといわれています。

パターン脱毛

ダックスに多くみられ、両耳に痒みのない脱毛が生じます。

コッカースパニエルの特発性脂漏症

コッカースパニエルにみられる表皮、毛包、爪部分の角質化や角化の異常、脂漏症を特徴とする遺伝性の病気です。

心因性

円形脱毛症

ストレスなどが原因で毛包が休止期になり、抜けやすくなります。自然治癒することが多いようです。

化膿性創傷性皮膚炎

動物が自分自身で、舐めたり、引っ掻いたり、擦ったりすることによってできた皮膚の創傷性の炎症のことです。

心因性脱毛症

アレルギーなど他の原因物質によるものではなく、動物自身が自分を持続的に傷つけることによって起こるストレスが原因の創傷性皮膚病です。